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日本の心、その色
色を奏でる 色を奏でる
志村 ふくみ、井上 隆雄 他 (1998/12)
筑摩書房

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「色が匂い立つ」という言葉を聞いて、
「ああ、この人はオレが音に対して持ってる感覚と同じものを感じているんだな」と思った。
音は、その一音が真に美しければ、そこからまるで沸き立つように世界が広がる。
心が満たされる。
それと同様に、色も、真に美しければ「色」に留まらず、
まるで物語を紡ぐかのように心を満たす。
一色、一色が極彩色の輝きを持つ。
彼女の作り出す着物はそんな色を纏っている。
派手な色ではない、ただその色には秘められた美しさがある。
単純に「綺麗」というだけでなく、その裏側の世界が「香り立つ」
素朴でありながら、見る者を包み込み、圧倒してしまう、いや取り込んでしまう。
日本の風土が育んだ美しさが感じられる。
日本の美とは、「いたらなさ」の芸術と言うことができるだろう。
この世界において己がどれだけ矮小な存在であるのかを理解し、「すっ」と一歩退く。
その上で生命に対する率直な喜びを余すところ無く表現する。
煌びやかに構築された西洋の美に対して、質素に思えるほど素直な表現。
「命を頂いている」という自然に対する率直な畏敬の念こそが、
この美しさを生み出しているのだと思う。
西洋のまねごとでない、日本独自の美の感覚がここにある。
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2007/03/24 23:27 | art | 思想美術 | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑


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