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Ars Magna!
iPodの縦横を測ってみたら黄金比だったNEMESIS DIVINAです。
些細なことで喜べるNEMESIS DIVINAです。

久しぶりにちょっと本を読める時間があったので、
図書館へ行って色々読んでみました。
以下、今日の妄想まとめ。

ギリシャ神話では、プロメテウスが人間に火をもたらし、
人間による「文化」の創生を可能さしめた、、、となっている。
しかし、エウリピデス(古代ギリシャの詩人)による
この神話はもう一つのパターンには、人間は理性的であるが故に、
洞窟の中で自分の死をただじっと待っているだけの存在だったというものがある。
理由は、理性により自身の「死の時」を知っていたからであり、
これを見たプロメテウスは、人間に「忘却」を与えることで、
「生きる」ことのできない知を取り除き、
さらに火を与えることで人々を洞窟の外へ導いた、、、とされている。

しかし、話はここで終わらない。
動物でも、神でもない、不完全な存在である人間は、
自力で自身を引きずり上げなければならなくなった。
自分の「嘘」を信じるために、「嘘」を言った自身の存在について
自らの努力によって忘却せねばならないといった途方もない試みを、
課さねられなければならないのである。

このような受難を消し去るために、
プラトンは「忘却」としてのロゴスを示すことになった。
ギリシャ悲劇では、二つの正当性が宿命的にぶつかることによって悲劇的な結末へと至る。
プラトンにとって、こうした悲劇は「不十分な」認識と、「未完」の理性の下でのみ起こる。
プラトンは悲劇を回避する術として、ロゴスに信頼をおいたのである。
「受難として」の知は、特定の事柄を混沌に返すか、
未決定のままにしておくだけのものだからだ。

古代ギリシア人にとっての人間とは、
「理性ゆえに自身を絶えず超越せねばならぬ動物」であった。
彼らは、全体を見渡すことができるという恍惚感を味わいながら、
一方で見渡すことができる「全体」が、到底理解しえない「混沌」であることを
当の理性によって知り、自分を超え出ることができても
動物世界からは決して抜け出すことのできない存在であることを知っていた。
つまり、「ロゴスへの教条的な信頼」自体、
再度の悲劇でしかないことを十重に理解していたのである。

実際、「芸術の敵」とさえされたロゴスは
現代において崩壊し、芸術と科学の橋渡しとなっている。
科学は芸術の域にまで高められ、芸術は科学的解析を用いて
さらなる進化を遂げようとしている。
古来、相反するとされた2つの要素は溶け合い、
結局1つの道、目的を選ぼうとしているように見える。
つまり、ロゴスには「答えの提出期限を先延ばしにした」という
効果しかなかったのである。
まあ、それはそれで十分な効果と、十分すぎる遺産を残したのではあるが、、、

さて、次に人間が必要とする「忘却」とは一体なんであろうか?
肉体を焼き尽くす「炎」であろうか?
精神を縛り付ける「理」であろうか?
私はその両方、物質と非物質の間、「情報」ではないかと思う。
形を変え、色を変え、無限の形態をとる「情報」こそ
次の「忘却」の道具にふさわしくは無いだろうか?
(実際にはその「加速」を制動する「装置(肉体)」が必要になるだろうけど)
そして、それぐらいの衝撃、、、顔面が歪むくらいの衝撃が無ければ、
もう人間は「忘却」できないのではなかろうか。

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そしてオレは過去の過ちを忘却し、黒いCDを買うのであるが、、、(死)
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2006/07/17 01:15 | 未分類 | 思想知能芸術 | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑


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