日本の心、その色
色を奏でる 色を奏でる
志村 ふくみ、井上 隆雄 他 (1998/12)
筑摩書房

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「色が匂い立つ」という言葉を聞いて、
「ああ、この人はオレが音に対して持ってる感覚と同じものを感じているんだな」と思った。
音は、その一音が真に美しければ、そこからまるで沸き立つように世界が広がる。
心が満たされる。
それと同様に、色も、真に美しければ「色」に留まらず、
まるで物語を紡ぐかのように心を満たす。
一色、一色が極彩色の輝きを持つ。
彼女の作り出す着物はそんな色を纏っている。
派手な色ではない、ただその色には秘められた美しさがある。
単純に「綺麗」というだけでなく、その裏側の世界が「香り立つ」
素朴でありながら、見る者を包み込み、圧倒してしまう、いや取り込んでしまう。
日本の風土が育んだ美しさが感じられる。
日本の美とは、「いたらなさ」の芸術と言うことができるだろう。
この世界において己がどれだけ矮小な存在であるのかを理解し、「すっ」と一歩退く。
その上で生命に対する率直な喜びを余すところ無く表現する。
煌びやかに構築された西洋の美に対して、質素に思えるほど素直な表現。
「命を頂いている」という自然に対する率直な畏敬の念こそが、
この美しさを生み出しているのだと思う。
西洋のまねごとでない、日本独自の美の感覚がここにある。

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2007/03/24 23:27 | art | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑

ビル・ヴィオラ最終日行ってまいりました



妹に言われるまでやっていることもサッパリ知らなかった、
Bill Violaの展覧会に行ってまいりました。
天気が良いこともあってか(建物の中だから関係ないのにね)
大盛況で「はつゆめ」の上演会は整理券をもらわなければならない程でした。

で、展示の感想ですが、、、
個人的には「クロッシング」と「あいさつ」がカナーリ好きですね!
「クロッシング」では轟音とともに押し流される(もしくは燃え尽きる)
人間の最後の「影」が薄れていく表現にゾクっとキました。
凄まじい量の水が上から降ってくる(まるで滝のようです)中、
大スクリーンにあれだけ存在感たっぷりに映し出されていた
男性の存在感が「水」(もしくは炎)によって薄れていき、
「消える」、、、瞬間というか間というか、、、
(いつ消えたかはっきりせんので)
薄らと見えるヒトガタの消える様、それが大好きになりましたねー

「あいさつ」は街角で挨拶を交わす3人の女性の45秒間を低速再生し、
10分にしたものです。
これがまた凄い!45秒、たった45秒の間にこれだけの感情の変化があるのか!
と、逆に恐ろしく感じるほど!
低速再生のため、微妙な表情の変化も読み取ることができ、
特に3人目が登場した瞬間、嵐のように感情が吹き荒れるのが
映像と音で表現されていました。
(こういう時に「自分は4ADなのかな?」と思いますね(笑))
ゴシック好きのオレはこういう退廃の香り(?)に弱いのですよ。

今回の展覧会のタイトルにもなっている「はつゆめ」という作品は、
ヴィオラが日本滞在中(1980年代らしい)に作成した1時間の大作です。
最初は「ただのホームビデオじゃん!?」と焦りましたが(笑)
後半、それら日本の風景の色、光が融合し、溶け合い、
風景全体が繋がりをみせるにいたって、「ああなるほど!」と
ひどく感心させられました。いや、鈍いもんで、、、(苦笑)
海、山、漁船、繁華街、竹林、鯉、、、
それらの色、いや光が水によって屈折、拡散し、
無限の広がりを魅せていきます!「日本の光」と言えるでしょうね!
オレが見る限り、今回展示されていた作品全ての要素が
(また洗練されていない部分も含めて)この「はつゆめ」の中に
凝縮されていたように思います。

ヴィオラの作品を観て思ったのは、
「光というものの動き、性格をよく理解しているな」ということです。
そういった意味でウォルト・ディズニーに近いものを感じました。
ディズニーは「光を描く」ということを必死にやっていたと思うのですが、
ヴィオラは「光を映す」ということに専念していると思います。
「物」ではなく「光」を撮ることで、より本質的表現になっていると感じました。
二人に共通しているのは「人間は光を見ている」という認識です。
アプローチは違いますが、二人は
「人間は光を見て悲しみ、驚き、笑い、喜ぶ」ということをよく理解し、
なんとか光を表現しようとしています。

ちなみに音響に用いられていたスピーカーは全てJBLだったよう(暗くてわからんかった)
ですが、個人的には「もっと繊細なスピーカーの方が良かったのでは?」
と、思っています。
確かに迫力はありましたが、細かい音が必要な作品もありましたし、、
JBLは映画とかには良いと思いますが、音響系には不向きな気が、、、

結局スピーカーの話かよっ!




Bill Viola
価格:2,800円 (税込 2,940 円) 送料別

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2007/03/21 23:24 | art | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑

想像ヲ創造スル
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「視聴覚交換マシン」で有名な、八谷和彦さんが、
「風の谷のナウシカ」に出てくる「メーヴェ」にそっくりな
「OpenSky」という機械を作っておられます。
(ポストペットの開発者でもあります、、、ってそっちが有名か、、、)

機体を見る限りは上昇、下降時すぐに失速しそうですが、
実際に乗ってみたわけではないのでなんとも言えないです。
まっすぐ飛ぶ分には全然よさげですが、、、
きっとそこらへんは専門家がちゃんと設計してるんで問題ないでしょう。

なんといっても航空機産業の無い(航空機の部品は多量に作ってるけど)
日本ですから、こういった楽しげなものを作ろうという動きは
大いに喜ばしく思います。
ってかオレもなんか作りてぇ(またそれか)
最近、やたら同志達の動きが活発なので刺激されてしまいます。
でも、まあ、オレのビジョンが固まらないのでまだ先です。
「これが作れる!」ではなくて「これを作りたい!」でないとね!

今はただ静かに来るべき日のため、牙を研いでおきましょう。


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2006/10/06 23:54 | art | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑

沈黙ノ春夏秋冬
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レンゾ・ピアソ(関空をデザインした人)デザインの街灯。
街灯で間接照明というなんともアホな作品。
もー素晴らしい雰囲気ですけど、公共の物はもっと実益を重視していただきたいものです。
電気代の無駄ですよ?環境保護団体に怒られますよ?



、、、安くて、頑丈で、使い勝手が良くて、さらに美しいなら
何も文句は無いですけどね。いやーこの街灯カッコイイよねー(笑)

piaso2.jpg


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2005/08/04 02:22 | art | コメント(0) | Trackback(0) | pagetop↑

捻リ堕サルル音ノ弾幕
onpahou.jpg


なんじゃいコレは(笑)

いや、好きか嫌いかと言われれば大好きですが
なんというか絶妙な、、、安っぽさ感?ガジェット感?
どこかデストピアを彷彿とさせるデザインは、なーんでも好きですね。オレ。
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2005/07/18 15:06 | art | コメント(3) | Trackback(0) | pagetop↑

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